田んぼで【米】を植えてみた
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/20210604.jpg)
こんにちは。
野沢温泉村は田植えのシーズンに入りました。
先日、トウゴロウの田んぼも田植えを終えたばかりです。
機械で植えた後、部分的に苗が抜けていたり、植えた苗の本数が少ない箇所があります。
そこで今回は、追加の苗を手作業で植える工程を手伝ってきました。その様子をご紹介します。
トウゴロウの自家製米【コシヒカリ】
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/taue-dounyuu-1024x576.jpg)
↑米はこんな感じの場所で作っています。
この田んぼの上下左右には、いくつもの田んぼが広がっています。
田んぼの場所が似ているので、いつも迷ってしまいます。
米の品種は【コシヒカリ】。
野沢温泉村のきれいな水が、稲を元気に美味しく育ててくれます。
田植えは機械・仕上げは手作業
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/nae-suuhon-1024x576.jpg)
田植え自体は機械で行い、一箇所に3〜4本の苗が植えられます。
機械で田植えを終えると、田んぼには直線のごとく、美しく苗が並びます。
ただ、機械といえど苗が抜けていたり、植えた苗の本数が少ない箇所が出てきます。
今回の仕上げ作業では、そういった箇所を見つけて、手作業で植え直していきます。
手作業でも、やり方は簡単。
一箇所(一株)の苗が合計3〜4本になるように指先でチョンと植えていきます。
一箇所にたくさん植えるのはNG
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/nae-1024x576.jpg)
簡単といえど、何百本あるかもわからない苗の束から、
たったの数本をとって、チョンチョン植えていくのは果てしなく感じます。
ただ、一箇所に3〜4本植えることはけっこう大切みたいです。
理由はズバリ、「穂をしっかり育てて米の収穫量を増やすため」。
一株あたりの苗の数が、少なかったり多すぎると、米の収穫量に影響が出ます。
植えた苗の茎は、成長過程でどんどん本数が増えます。
3〜4本植えただけでも、成長すると何十本にもなります。
そのため、一株あたりの苗が多すぎると、茎の本数もさらに増えて栄養が足りなくなります。
栄養の足りない茎は太くならず、そこから出てくる穂も立派に育つことができません。
太い茎には立派な長い穂が出るので、米がたくさん実ります。
米をたくさん収穫するために、一株あたりの苗の数を3〜4本で植えるのがベストのようです。
田んぼに裸足で入る気分
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/tauenosugata-1024x576.jpg)
田んぼの中には裸足で入ります。
去年、長靴が埋まりかけたので、思い切って裸足で田植えをすることにしました。
とはいえ、田んぼのぬかるんだ感触も、昆虫との接触も非常に苦手です。
年に一回の、根性だめしといったところでしょうか。
私の足は、田んぼの中でとても不思議な世界を体験します。
カエルですか、ミミズですか、タニシですか、どちら様ですか。
足と彼らが触れ合っているのか、つつかれているのか、単なる土の感触だったのか。
足裏の感触を忘れるために、必死に田植えに集中します。
田んぼの住人からすれば、静かな住処にいきなり人間が侵入してくるので、さぞ迷惑でしょうが。
米はトウゴロウのお食事で
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/rice-breakfast.jpg)
トウゴロウでは、自家製米を作って宿のお食事で提供しています。
今年も予定では10月には新米の時期を迎えるのでお楽しみに。
食事を終えたお客様が、「ご飯をいつもより食べ過ぎちゃったな。」と、
満足そうにお腹をさすりながらお部屋に戻っていく姿が、何よりうれしい光景です。
旅行だからこそご飯を思い切り食べて、お腹も心も満たしてください。
今年も美味しい米が収穫できるといいです。
あとがき
題名「THE・ど根性アスパラ」
家の観賞用のこごみ畑にアスパラが隠れていました。
![](https://togoro-nozawaonsen.com/wp-content/uploads/2021/06/asupara-kogomi-1024x576.jpg)
堂々とまっすぐに伸びるアスパラ。
今日はなんだか、いいことがありそうです。