田んぼで【米】を植えてみた
こんにちは。
野沢温泉村は田植えのシーズンに入りました。
先日、トウゴロウの田んぼも田植えを終えたばかりです。
機械で植えた後、部分的に苗が抜けていたり、植えた苗の本数が少ない箇所があります。
そこで今回は、追加の苗を手作業で植える工程を手伝ってきました。その様子をご紹介します。
トウゴロウの自家製米【コシヒカリ】
↑米はこんな感じの場所で作っています。
この田んぼの上下左右には、いくつもの田んぼが広がっています。
田んぼの場所が似ているので、いつも迷ってしまいます。
米の品種は【コシヒカリ】。
野沢温泉村のきれいな水が、稲を元気に美味しく育ててくれます。
田植えは機械・仕上げは手作業
田植え自体は機械で行い、一箇所に3〜4本の苗が植えられます。
機械で田植えを終えると、田んぼには直線のごとく、美しく苗が並びます。
ただ、機械といえど苗が抜けていたり、植えた苗の本数が少ない箇所が出てきます。
今回の仕上げ作業では、そういった箇所を見つけて、手作業で植え直していきます。
手作業でも、やり方は簡単。
一箇所(一株)の苗が合計3〜4本になるように指先でチョンと植えていきます。
一箇所にたくさん植えるのはNG
簡単といえど、何百本あるかもわからない苗の束から、
たったの数本をとって、チョンチョン植えていくのは果てしなく感じます。
ただ、一箇所に3〜4本植えることはけっこう大切みたいです。
理由はズバリ、「穂をしっかり育てて米の収穫量を増やすため」。
一株あたりの苗の数が、少なかったり多すぎると、米の収穫量に影響が出ます。
植えた苗の茎は、成長過程でどんどん本数が増えます。
3〜4本植えただけでも、成長すると何十本にもなります。
そのため、一株あたりの苗が多すぎると、茎の本数もさらに増えて栄養が足りなくなります。
栄養の足りない茎は太くならず、そこから出てくる穂も立派に育つことができません。
太い茎には立派な長い穂が出るので、米がたくさん実ります。
米をたくさん収穫するために、一株あたりの苗の数を3〜4本で植えるのがベストのようです。
田んぼに裸足で入る気分
田んぼの中には裸足で入ります。
去年、長靴が埋まりかけたので、思い切って裸足で田植えをすることにしました。
とはいえ、田んぼのぬかるんだ感触も、昆虫との接触も非常に苦手です。
年に一回の、根性だめしといったところでしょうか。
私の足は、田んぼの中でとても不思議な世界を体験します。
カエルですか、ミミズですか、タニシですか、どちら様ですか。
足と彼らが触れ合っているのか、つつかれているのか、単なる土の感触だったのか。
足裏の感触を忘れるために、必死に田植えに集中します。
田んぼの住人からすれば、静かな住処にいきなり人間が侵入してくるので、さぞ迷惑でしょうが。
米はトウゴロウのお食事で
トウゴロウでは、自家製米を作って宿のお食事で提供しています。
今年も予定では10月には新米の時期を迎えるのでお楽しみに。
食事を終えたお客様が、「ご飯をいつもより食べ過ぎちゃったな。」と、
満足そうにお腹をさすりながらお部屋に戻っていく姿が、何よりうれしい光景です。
旅行だからこそご飯を思い切り食べて、お腹も心も満たしてください。
今年も美味しい米が収穫できるといいです。
あとがき
題名「THE・ど根性アスパラ」
家の観賞用のこごみ畑にアスパラが隠れていました。
堂々とまっすぐに伸びるアスパラ。
今日はなんだか、いいことがありそうです。