『野沢菜』漬けました
こんにちは。
先日野沢菜を漬けました。
その様子を少し、ご紹介したいと思います。
『洗う!!』編
他の野菜と同様に、野沢菜も漬物にする前に洗います。
野沢菜洗いの舞台となるのは、毎年恒例『新田の湯』。
ウチは宿から近いので新田の湯を使わせてもらっています。
※新田の湯(しんでんの湯)とは
トウゴロウのすぐ裏にある、最寄りの外湯。温泉名をいちいち覚えるのが面倒なお客さんは「横のお風呂」「すぐそこのところ」と呼ぶほどトウゴロウから近い。
その『新田の湯』で今年漬ける野沢菜を洗いました。
写真のように、普段は入浴している浴槽で普通に野沢菜を洗います。なかなか斬新な風景です。
大きな浴槽で洗えるので作業がスムーズですし、何より手が冷たくならないのが嬉しいポイント。温泉のめぐみに感謝です。
温泉でしっかり洗ったあと、仕上げに真水で流して完了です。
なぜこのようなことが出来るのか?
毎年野沢菜の収穫時期(11月の前半頃)に、野沢の外湯では「野沢菜洗いの日」が設けられます。その日は、時間を決めて入浴をストップし、野沢菜洗いの為に外湯を開放します。新田の湯では今年は「11月5・6日」の午前中でした。トウゴロウではこのシステムを利用し、新田の湯で野沢菜を洗ったのです。
一応気になるところだと思うので、、、
野沢菜洗いは人が入る前のキレイなお湯・浴槽で行います。
野沢菜洗いの時間が終わったら、お湯の入れ替え・掃除を行った後に、人間の入浴タイムに戻ります。
野沢菜にも人間にもキレイなお湯ですので、ご安心ください!
『漬ける!!』編
無事新田の湯で洗い終わった野沢菜を宿に持って帰ります。
トウゴロウでは割と小さめの長方形の桶で漬けます。お客さんに販売は行っていないので、漬ける量は結構少ない方だと思います。
「塩少ないかな?」「こんなに唐辛子入れたら辛いかな?」「水足りる?野菜から水分出るよな〜」的な毎年恒例の会話を一通りした後、野沢菜と目分量の調味料を入れていきます。
※毎年目分量ですが、毎年美味しく漬かるのでどうぞご安心ください。
入れた調味料(目分量)
・水:ちゃっぷん
・塩:ふぁっさー×5回くらい
・唐辛子:パラパラ×3回くらい
・秘伝の粉:パラパラパラ×2回くらい
あとは野沢菜から水分が出るまで、結構な量の重石をします。桶の中の水分が増えたら重石を減らし、12月寒くなってきたら完成です。
最後に
12月中旬以降、お弁当・お食事付きのプランでご宿泊のお客様には野沢菜をお出ししますので、どうぞお楽しみに。
以上、今年の野沢菜漬けの紹介でした。